AIR-MAR#
航空機の海上運用で用いられるブレビティです。
A#
- AIRBORNE ALERT: 戦闘装備を搭載した航空機が発艦し、即応体制にある
- ASSUME DECK: 緊急着艦機のために可及的速やかに甲板を空ける
B#
- BARCAP: 防護戦闘空中哨戒
- BIRD: 友軍の地対空ミサイル
- BIRD(S) AFFIRM HOSTILE __: 指定した標的をミサイルのレーダーでロックオンする
- BIRD(S) NEGATE HOSTILE __: 指定した標的と交戦できない
- BIRD(S) AWAY HOSTILE __: 指定した標的にミサイルを発射した
-
BOWWAVE: 長い気象通報式 (VAT "B" も参照)
- B 1000 フィート単位での雲底高度。雲底が 1000 ft 以下なら 100 ft 単位で報告し "hundred" と付け加える
- O 1000 フィート単位での雲頂高度。不明なら "unknown" と報告する。雲が何層もあれば最も低いものから順に報告する (two, twelve, seventeen, twenty-five)
- W 8方角と風速で風を表す。測定できなければ省略するか "unknown" と加える
- W 天気。Clear/Partly Cloudy/Cloudy/Overcast Light/Moderate Rain/Heavy Rain/Mist/Haze/Thunderstorm/Distand Lighting で表す。追加の気象情報は "E" で報告する
- A 8分率での雲量
- V マイル単位の視程。1マイル以下は分数で示す
- E Turbulence Icing/Heavy Sea/Heavy Swell などの追加の気象。必要な情報を簡潔に表現する報告
-
BREAK OFF: アプローチを中断するが、特に指示が無い限りコンタクトを続ける
- BRUISER: (友軍の) 空対艦ミサイル
- BULLDOG: (友軍の) 地対艦ミサイル/潜水艦発射対艦ミサイル
- BULLRING: 航空機のパトロールゾーン
C#
- __ CAP TARGET: CAP の主目標。AAWC (対空戦闘指揮官) によって用いられる
-
CHARLIE:
- 1. 艦上の航空機
- 2. 推定着艦時間
- 3. ブリーフで示されたリカバリータイムの修正もしくは遅延時間 (分) (例: "CHARLIE TEN")
-
COUNTDOWN: あと__秒で攻撃を開始する
- COVER __:
- 1. 目標や基地との距離を__の間で維持する
- "COVER HOSTILE 27 to 30 miles."
- 2. AAWC (対空戦闘指揮官) から MRSAM/LRSAM 搭載機に対して、特定の地点ではなくトラック上で交戦を開始させる指示
- 3. 特定の目標や脅威に対する交戦を可能にするために、船から航空機に送られるインフォメーティブ/ディレクティブコール
- 4. ASUWC から空対艦ミサイル搭載機に対して、特定の地点ではなくトラック上で交戦を開始させる指示
- 1. 目標や基地との距離を__の間で維持する
D#
- DECK ALERT __: 発艦命令が出されてから特定の機首と機数が発艦するまでの時間を分で表したアラート状態
- DECK CLEAR: 発艦または着艦作業が可能な甲板の状態
- DECK FOUL: 発艦または着艦作業ができないこと。再開可能になるまでの所要分数を後述する
- DELAY: できるだけ早く中継 (再送信?) された命令信号
- DELTA () (): 燃料を節約しつつ、後述する高度と位置で留まる
- DITCHING: 水上への強制着水
- DUCKBUTT: 予防的な SAR に割り当てられた航空機。NAVAID として、通過する航空機に必要に応じてトラッキング/ホーミング/ステアリング情報や位置情報、気象情報を提供する
E#
- EAGLE NET: 航空攻撃セーフティネット
- EAGLE: 艦載機や陸上機による模擬艦隊戦闘の演習中において、完全な管制能力をもつ艦船に設置される航空セーフティネットのコールサイン
- ELBOW: 適切な航法装置で受信できる航空機と離陸基地との信号。潜水艦は 400~500kHz 帯を用いる
- ELFIN: LINK 22-A。NATO LINK 11 通信装置と STANAG 5522 で定義される固定文字メッセージフォーマットプロトコルを利用した安全なノードレスデータリンク
- EMERGENCY FOUL: 安全に待機できる時間が切迫し着艦作業ができないとき、帰還できる空母が必要な機数と機種を続けて報告する (余裕がある他の空母は EMERGENCY SPACE で応答)
- EMERGENCY LAUNCH: できるだけ早く全機発艦させる
- EMERGENCY PREP CHARLIE: できるだけ早く全機帰還、着艦させる
- EMERGENCY SCRAMBLE: CAP任務に使用可能な戦闘機を直ちに全機発艦させる。全機は必要ないときは、機数と機種を付け加える
- EMERGENCY SPACE: 母艦に割り当てられた艦載機より多くの機体を着艦させることができる。機数と機種を続けて報告する
F#
- FALCON: 艦載機や陸上機による模擬艦隊戦闘の演習中において、完全ではないが管制能力をもつ艦船に設置される航空セーフティネットのコールサイン
- FORCE CAP: 友軍部隊の上空を飛行するCAP機
- FREDDIE: ACU のコールサイン
- FREEZE: ヘリコプターに対する現在位置でのホバリング命令 (解除するには MELT をコール)
- FUEL STATE: 緊急着陸が必要になるまでの所要時分を表したヘリコプターの残燃料量
G#
- GRANDSLAM: 指示されたトラック (もしくは作戦の障害となる) のすべての航空機を撃墜した
H#
- HANDYMAN: ASUW サポート任務に就く非武装のヘリコプター
- HECKLERS: Night Strike Group (夜間攻撃部隊)
- HIGHDRINK: 飛行状態で艦から給油されるヘリコプター
- HOPPER: ホバークラフト/エアクッション艇/地面効果機
I#
- IDENT A-F: 識別に関するアクションを実行する
- I GO (__): __分後にパトロール任務から離れる
- INDICATE(ING): 特定の速度にする命令。ノットは3桁の数字で表され、マッハは整数と小数点で区切られた2桁か3桁の数字で表す
- INSTANT: できるだけ早く中継 (再送信?) された信号
- INTERROGATE: 特定のコンタクト/トラックに対して指示された IFF/SIF モードを実行してインテロゲート (尋問) する
- I STAY (__): __時間、パトロール/任務を継続する
J#
- JOE: AEW の IFF 装置
L#
- LITTLE JOE: AEW の IFF トランスポンダ
M#
- MACK NO: 最大速度に達したが、目標に接近できない
- MACK YES: 最大速度に達し、目標に接近している
- MARSHAL(ING): ある地点を確立する
- MEATBALL: パイロットが光学着陸支援装置を認識した
- MELT: ヘリコプターの FREEZE 命令を解除する
- MIDDLEMAN: 受信および手動再送信が必要な通信リレー
- MOTHER: 母艦
O#
- OUTHOUSE: 自機の位置は割り当てられた場所から true bearing/miles にある
P#
- PELICAN: 捜索と攻撃の両方が可能な長距離対潜哨戒機
- PENTHOUSE: 艦載機や陸上機による模擬艦隊戦闘の演習中において標的曳航艦に設置され、標的への攻撃や模擬攻撃の安全管理責任を負うレンジセーフティのコールサイン
- PLANE GUARD: 航空作戦に従事する空母の機関室に配属された戦闘員
- PLAYBOY: 機上のタクティカル・エアコーディネーター
- PREP CHARLIE: 空母の準備ができ次第、航空機を着艦させる。準備ができたら航空機に連絡する
- PUSHING (GROUP/DESCRIPTION): COLD に旋回したグループを継続して注視する
R#
- READINESS: 発艦に要する時間を分2桁で表す
- READY CAP: STANDBY 状態の戦闘機
- RECCO: 航空機捜索ユニット
- REDHEAD: 赤いライトを点灯させる
- ROCKIES: 航空機と共同作戦中の潜水艦に、空母へ誘導してもらうためにコンタクトエリアに接近する航空機
S#
- SALVO: 攻撃を開始しようとしている。友軍ユニットは、指示されたコンタクト、HOSTILE、またはエリアからの距離を確保する。場合によっては離脱方向が指示される
- SHADOW(ING): 指示した目標に追従する
- SHAKE OFF: 航空機に対する回避行動をとる
- SHORE: The signal is to be retransmitted on operational point to point circuits as soon as possible after landing. (Source APP-1).
- SKYROCKET: HOSTILE の接近経路を示すために、その HOSTILE の推測した高度と方向に空対空ミサイルを発射しようとする
- SLAM __: ミサイル発射準備中であると探知された潜水艦。発射地点を即座に後述する
- SLAMEYE __: ミサイルの排気やベイパートラックの目視による方位確認。コールしたユニットの位置とミサイルへの方位を即座に後述する
- SLINGSHOT: カタパルトによる発艦
- SMOKE: 地表位置や基準点を示す煙幕
- SOLO: 単独の任務に就く航空機
- STATE CHIKEN: 着艦/空中給油/代替飛行場への着陸が必要な残燃料量
- STATE LAMB: インターセプト及び着艦をするための十分な燃料がない
- STATE TIGER: 割り当てられた任務を遂行するための燃料が十分にある
- STATE TIGER SLOW: 亜音速でのインターセプト及び着艦をするための燃料が十分にある
- STEER __: 自機または後述する位置へ向かうための磁方位を指示する
- STRANGLE SQUAWK FOUR: モード4 スイッチをオフにする。適切なスコーク指示を継続する
- SUCAP: Surveillance (監視) 戦闘空中哨戒
- SUGER: SAM の状態の報告
T#
- TAKE(ING) WITH : (兵装) で (目標) と交戦する
- TARCAP: Target Area (目標空域) 戦闘空中哨戒
- TIMBER CHANNEL: LINK 16 ネットワークが混雑する
- TOMCAT: 帰還してきた味方航空機を早期に識別し、それらが AAW (対空戦闘) 空域に向かう際の基準点として機能するピケット艦、もしくはピケットグループ
- TRACTORS: 航空機のトーイング
- TRESPASS (position): 後述した位置にある、特定の対空脅威システムの Threat Ring (脅威範囲) に戦闘機が入りつつある
- TUCKER: 主機関砲
V#
- VAMPIRE: HOSTILE の対艦ミサイル
-
VAT "B": 短い気象通報式 (BOWWAVE も参照)
- V マイル単位での視程
- A 8分率での雲量
- T 1000 フィート単位での雲頂高度
- B 1000 フィート単位での雲底高度
-
VOICE: 航空機が陸上基地と VHF/UHF でコンタクトし次第、中継 (再送信?) される信号
W#
- WATCHDOG: AAW (対空戦闘) 任務に就くピケット艦
- WATCHER: Helicopter sub-control unit.
- WAVE OFF: そのままのアプローチは危険なので着艦せず、空母と距離をとれ
- WHAT WEAPONS: セミアクティブレーダー誘導ミサイル、パッシブ誘導ミサイル、機関砲の残弾数を報告する。WEAPONS の返答要領で応える
- WHAT's UP: 何が起きた
- WOODPECKER: Close In Weapon System (CIWS)
Z#
- ZERO POSITION: 戦闘機の航法システムの参照点
- ZIPPO: ミサイル攻撃が迫っている、もしくはその最中であることを部隊に警告する。後述する文字と数字で脅威の種類と必要な対応を示す
- ZIPPO LOOSE: ZIPPO TIGHT を解く
- ZIPPO TIGHT: 脅威に対するすべての対応を禁じる。この後は ZIPPO をコールすべきではない
最終更新日: 2020-04-24